文化・芸術

最初で最後のワイン

先週末、シェフからのお達しでケータリングをしてきました。

レストランのケータリングはオフィシャルではなくプライベートのみ、それも限られた人物のみとなっています。

このケータリングが先週土曜日、この土曜日当日シェフと車の中で話をするまで私は何をするのか全く知らず、アシスタントとは言えかなり不安だったのですが(調理場からは私のみアシスタントとして参加)、「18人のゲスト・大した事はない・シェフのアシスタントはもう一人来る」という言葉を聞いて、それならば私の役目は飾りつけ・片付けくらいだろうとほっとして、仕事に向かったわけです。

この日のメニューはレストランのグランドメニューとほぼ同じだったのですが、ワインは個人のものがサービスされたのですが、このリストが素晴らしい。

Champagne cuvée Dom Pérignon,Rosé 1971 Magnum

Montrachet,Grand Cru,Dom Leflaive,2002

Champagne cuvée Dom Pérignon,1961,Magnum(このドンペリは1981年7月29日当時ウェールズ皇太子とレディ、ダイアナ・スペンサーの結婚式に特別振舞われたもの)

Château Lafite Rothschild,1947,Magnum

Château Mouton Rothschild,1947,Magnum

Château Cheval Blanc,1947,Magnum

Taylor Vintage Port,1935

Château d'Yquem,1822

Château d'Yquem,1937

Cognac Grand Champagne,1811 Château de Fontainebleau(皇帝ナポレオン1世のプライベート・カーヴから)

このワインリストからも今回のディナーに集まったゲストがどんな方達が想像が付くかもしれませんね、中には国の重要人物もいたのですから!

レストランの皆が完璧な下準備をしてくれていたので、料理のサービスはとてもスムーズに進み、帰り支度をして出ようとしたところ、サービスに支配人からChâteau d'Yquem,1822を飲ませていただいたのです。

ワイン愛好家の人達に少し申し訳なく思いながら一口含むと、それは年代もののシェリー酒のような日本酒の古酒のようなこなれた味わいながらも最後にはしっかりとソーテルヌの余韻が続きます。色は勿論琥珀色を通りこして古酒の色そのもの。表現に大きく欠けるのには本当申し訳ないのですが、そこにはほぼ200年以上も以前に作られたこのワインに関わった人達から今飲まれるまでに至った人間の歴史とその人間によって大切に保管され無事飲まれるに至ったこのワインに感慨深さを感じたのでした。

プライベートのパーティだったことと仕事中は忙しかった為残念ながらボトルやコルクの写真を撮る事が出来ませんでしたが、たまたまとはいえ、今回ケータリングに参加出来た事は私の記憶に残る貴重な体験でもありました。

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ノルウェー人の習慣?

何故か毎日曜日雨が降るオスロ。

コルシカで散々日光を浴びてきた私には、この天気がどうも好きになれない。通りがかりにショーウィンドウで見かけるかわいい合羽でも着れば、気分は変わるかな?フランスでは大抵小雨で傘を差す習慣がない。ので、傘屋に行かないと買えないし、傘屋の数も少ない。

オスロでも傘屋が多いわけではないけれど、コンビニ、セブン・イレブンには売っているし、皆傘を差して出かけてる。

そして今日も雨・・・何度もジョスと今日こそ傘を買おう!と決意するのだけど、結局買わない。

オスロのいい所は、雨が降っても見所が多いことだ。パリには負けるけど、ムンクの美術館があって博物館が多い。

今日はヴァイキング船博物館に行ってましました。

オスロシティホール(市庁舎)前から今回船に乗って行きましたが、冬は運行していないらしくバスで行く事になります。船では約10分位で行けるので、便利です。

ヴァイキング船博物館について詳しい情報はこちらから。016→htmlhttp://www.santaletter.jp/kodomo/viking/oslovik/norvaiking.html

館内には日本語のガイドを販売しているので、こちらで内容を見ておくとより理解が深まります。8世紀から11世紀まで活動していたと言われるヴァイキングの船が発掘されたのは1940年のことだそうです。

次に見学したコンチキ号博物館。

038ノルウェーの民族学者・探検家のトール・ヘイエルダール氏が古代のアメリカとポリネシア間に交流があったとするコン・チキ説を証明する為、バルサ材の筏でペルーを出航するのですが、ほとんどの人が証明は不可能と思っていた事を可能にしたのです。101日間の漂流体験記は映画にもなっており、1951年アカデミー賞ドキュメンタリー部門を受賞してます。実は一度目、筏での航海には失敗してるのですが(日本人も参加していた)、2度目に成功を果たしました。館内には日本語の説明が書かれているので、理解しやすいです。

コンチキ号博物館詳しい情報はhttp://www.santaletter.jp/kodomo/tankenka/heierdal/heierdal.html

このオスロ郊外ビグドイ地区には他、フロム号博物館(北極・南極体験に使用されたという船が展示してあります)もあり、雨が降った時にはこういった所で静かに時間を過ごすのもいいと思います。

ところで、仕事場でも居候しているリーヴの家でも気になることがあって電気をつけっ放しにすることで、オスロのブティックでは大抵ショーウィンドウのライトは付けたままだけど、電気代って高くないのかな?なんて余計な心配をしてしまう。

今日もやっぱりトイレやサロンの電気はつけっ放しだし、ドアも開けっ放し。そうそう、ドアや引き出しも開けっ放しだ。トイレなんていつも全開だ。

仕事場で例えば誰かが物を取るため引き出しを開ける。戻すつもりがあるのか開けっ放しか半開きだ。

こういう状況を見ると、私なんて気になって仕事が手につかない。目がどうしても引き出しに行くのだ。

水も出しっぱなしの時もある。初めは何かの目的があってそうしているのかと思うと単に忘れてるだけなのだと最近分かって、今では自分の判断で開いたドアや引き出しは閉めるし、電気は消すし、蛇口は閉める。

私には今の所、ノルウェー人は節約をしらない民族に見える。とっても親切だけどね。

な~んと明日月曜も休みで2連休!!何をしようかな~と考える今が一番楽しい。

先週のプティ・フール。とVIPのデザート(デザートは2種あるのでそのうちの1種担当)

002アプリコットのクレーム・ブリュレとピスタチオのタルト。

003ミニ・シュー・・・カフェクリームとマスカルポーネのティラミス風。

005パイナップルクリームのマカロン。

011デザート、バナナのキャラメリゼ、マンゴーのジュレ、バナナのムース、チョコのテュイル、トンカ豆のソース、柑橘のソース、トウモロコシのアイス。

      

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