« 2009年7月 | トップページ | 2009年9月 »

2009年8月

アイスランド (Akureyriアクレリ)

アイスランド北部に位置するアクレリ。

北アイスランドの都市とも呼ばれ、アイスランドの首都レキャビックに次いで2番目に大きな町・・・と言っても人口は1万7304人(2008年4月現在)。私の実家がある四日市市の人口が約3万1500人でその半分強しかいないのだから随分小さいけれど、この人口しかこの広々とした大地に散らばってしないのかと思うと少し羨ましく思う。

ノルウェーもオスロを30分も電車や車で出ればもう田舎だ。森も川もあちこちにあるし、手付かずの自然はフランスよりも多いかもしれない。そういう風景に私は昔から憧れていた。

ただこの極北に近い国で私は暮らしていけるとも暮らそうとも思えない。娯楽が無い生活はコルシカでも同じだったし、ネットと仕事が出来ればそんなに苦にならなかった自然と田舎生活も天気が良かったから過ごせたんだと心から思うし、年中外に出て釣りや野生の果物やきのこを採ったり結構忙しいのだ。

オスロは北ノルウェーやアイスランドに比べて白夜も短いし、冬も午後3時位までは明るいけれど、冬は憂鬱だ。冬の忙しい時期、朝日が昇る前に出勤し、日がとっくに沈んでから帰宅。休みも午前中寝て起きて出かける準備をしても数時間後には日没でやることがない。すっかり出不精になって、時々昼夜が分からなくなるし危険だ。だからノルウェー人は夏や日が出ている日は意地でも外に出たがる傾向がある。

オスロで無理だったらアイスランドでは話にもならないだろう。

ホウェールウオッチングのガイドをしてくれたお爺さんは、アクレリの気候はオスロとさほど変わりないと言ってて確かに緯度はそんなに差がない。そうそう時差が2時間あったな。オーロラが見える地域としては最も暖かい所なんだそうだ。

このアクレリはアイスランドの町の中でも文化的な所で、大学や植物園(かなり立派な所で手入れも行き届いている。6000種の異なる植物の中に400種のアイスランドの植物を含む)農事試験場・美術館、道路の整備、童話を書いていた有名な作家Jón Sveinssonもいたらしい(それとビョークがアイスランド出身てのも知らなかった)。空港は人口島の上にあり国際線も僅かながらデンマークとロンドンを結んでいる。

アクレリは畜産農家が多いけれど街の収入源の大部分は漁業らしい。それらしい魚加工場は港で見かけなかったんだけどな。

アイスランドはフラットな山が延々と続く。それは、まるでナイフで真横に切ったように真っ平らで不思議な景色だった。

又、活動中の火山も多く、ホウェールウオッチングに向かう途中車からみた隆起物は何百年も前に出来た火山噴火時の溶岩が冷え固まったもので、大きなものだと私の背丈位のものもある。Akureyri
アクレリの中心街。



Baleine Húsavikからホウェールウオッチングに参加。2時間半ひたすら鯨出没を待つ。風が冷たい。初めて見た鯨の尾ひれはビデオに撮りました。


Sur_bateau_de_tour_de_baleine防水着が大きすぎる~






Puffin13この近くにはパフィンが多数生息する小さな島もあります。



Devant_la_cascadeGoðafossの滝。名前の意味は神の転落・・・とでも呼ぶのかな?アイスランドではクリスチャンの通り道と言われ、北欧の古代宗教者はここに身投げをしたそうな。そんな事知らなかったよ~(汗)ここに落ちたら一発であの世ですよ、本当。

La_cascade



La_cascade2この日は曇りだったのですが、晴れだともっと綺麗らしい。これでも充分素晴らしいですよね。

この滝の近くによく生えていたアイスランドの花、Holurt。
Silene_uniflora_holurt


Lava_of_volcano   
溶岩が冷えて固まった、ラバー。


Les_montagne_2
真っ平らな山々。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

バカンスの報告 

お久しぶりですー。

もう前回いつ書いたのかも私自身忘れるくらい久し振りに感じてます。

実際、今回のバカンスはとても充実していて丸1ヶ月オスロを離れていたのと、短期間のうちに北から南への移動は色んな意味でどちらの旅をも印象深くさせてくれました。

バカンスは、大きく分けると、

  1. クルーザーでシェフと共に仕事(行き先・・・アイスランド)
  2. コルシカで釣り
  3. トゥールーズでジョスの家族に会う

と3つに分かれるので、少しずつそれらを報告してゆきます。o(_ _)o

さて、7月12日からレストランは1ヶ月のバカンスに入ってましたが、私とジョスは翌日からクルーザーでの仕事が控えていたのでスーツケースの用意や材料・器具の用意でバタバタしてました。

13日すべての荷物を空港へタクシーで運び、クルーザーが待つベルゲンへ飛び立ちます。

ベルゲン空港から港へ向かい入船の為パスポートを探すと・・・・無い~(ノ;´Д`)ノ自分がこんなアホな事をするとはショック!と同時に皆の冷たい視線が・・・。それもそう、後2時間後には船は出港してしまい、そうなればすべてが水の泡。

どこに忘れたのかははっきり覚えていて、おそらくこの朝飲んだ酔い止めが強烈に眠気を襲って飛行機の席の前ポケットに入れて取り出すのを忘れてとジョスに説明しても言い訳にしか聞こえずめちゃめちゃ怒られました。(その後信用無くしてパスポートはジョスが毎回キープすることになる)

シェフが空港に連絡をすると幸いにも乗った飛行機は飛び立っておらず、すぐに見つかって空港へ取りに戻り一件落着,これはかなり焦った出来事でした。

ベルゲンの穏やかな海を出航し翌日の朝8時に停泊したのはノルウェー北西のGeirangerというフィヨルドの真ん中でした。

ここはノルウェーで第3番目に大きい船着場で夏のシーズン中には160隻ものクルーザーを含めるボートやヨット等が行き来するようです。

ノルウェーのフィヨルドは2005年にユネスコ世界遺産に登録されており、特にソグネ・フィヨルドは世界2番目に大きいフィヨルドです。Geirangerに恒常的に生活している人口はわずか250人と少ないのですが、毎夏数十万人の人達が世界中からこの素晴らしい景観を見にやってくるそうです。

朝、目を覚まし外に出ると凪一つたっていなかったこの朝は海が(河というべき?)まるで鏡のようにフィヨルドをそのまま映し出し、まるで時が止まったかのような不思議な感覚の中に一瞬とらわれました。ひとつひとつの緑が、滝の流れが、鳥がくっきりと目に飛び込んで来る様に心が震える感じです。

写真ではその様子を伝えるのは難しいのですが、こんな感じでした。

Img_0904  朝の写真。少し曇り気味で小雨も降る。
雲がかかっていても、海面はそのフィヨルドの姿をそのまま映し出す。


Img_0935午後になって晴れ間がのぞく。仕事を抜けて写真を撮る。



Img_09427月中旬、山の頂上にはまだ雪が残る。



Img_0933_2フィヨルドは氷河によって形成されたU字谷が沈水して形成された。海岸線は湾の奥を除いて断崖絶壁で水深はかなり深い。(ソグネ・フィヨルドで1,000mもある)




Img_0936 出航する様子。

Geirangerfjordは15km続く。












次回は、アイスランドの北部の町、Akureyriについて報告します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年7月 | トップページ | 2009年9月 »